本当に面白い漫画にある障壁
本当に面白い漫画は自分で探せ!コウです。いきなり結論から。
漫画は数多くあれど、その大半はほとんど読まれずに消えていきます。数が多いのだからしょうがない。
その埋もれていく漫画を発掘することこそ、個人ブロガーの楽しみであります。
そして埋もれていく漫画を知るために、漫画系ブログ読者はあのニュースサイトとかあのブログとかを毎日拝読するわけです。
一人一人に与えられた時間は有限です。ゆえにそういった専門のページを頼りにしているのです。
しかし、
本当に面白い漫画を紹介してくれるサイトがない - フラン☆Skin はてな支店
才能がない人向けのアルファブロガー(もどき)指南 - GIRの日記
これらの記事にあるように「本当に面白い漫画」はほとんど紹介されなく、また紹介されたとしてもニュースサイトに取り上げられる事はほとんどありません。いや、ほんと耳が痛い・・・
なぜか。
答えは簡単。
わかりやすく、簡潔に、おもしろく、また面白そうに紹介する事が困難であるからです。
逆に紹介しやすい漫画は、「1コマのインパクトがある漫画」に尽きます。上の記事 にも書いてあります。
紹介しやすい(されやすい)順に並べると
インパクトのみ
面白さとインパクトを兼ね備えたもの
面白くないもの
本当に面白い漫画
という順番になります。
どうしてそうなるか。
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1、インパクトのみ
これは、いうまでも無いでしょう。どう考えても紹介しやすいです。
そのインパクトのあるコマのみを抽出してしまえば、その漫画を紹介できるわけですから楽チンです。
また、記事を非常に簡潔にすることが出来るため、読者に与えるストレスが少なく「楽しそう」という感情を抱かせる事が容易です。
ゆえにニュースサイトなどでも取り上げられやすいわけです。
あと漫画として下手に面白くないほうがいいです。理由は後述。
具体例
はじめはこうじゃなかったんですけどね。
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2、面白さとインパクトを兼ね備えたもの
2番目はこれ。上と同じくインパクトのあるコマを取り上げればいいので楽です。
ただし、面白さが紹介のハードルを押し上げます。
漫画の面白さは、絵だけで決まるものではないですから絵以外の要素も紹介する事になります。
その紹介文を書くのに結構悩みます。作品がいい分だけ紹介文にも気合が入りすぎてしまいます。
結果、無駄に長くなりすぎたり、記事として面白くなくなったりします。
そういうわけで、ニュースサイトに取り上げられない上に、記事製作者はそれだけで燃え尽きちゃって次からは安易な方向に走っちゃう事はよくあるわけですよ。 自分の事です。
また、インパクトのある部分だけ紹介する人も多くいて、本当に面白いものでも上の1と同じような色物だと勘違いされて逆に埋もれてしまうものも多数あります。こどものじかんなどはその一例です。
具体例
これを打ち切ったジャンプ編集部はどうかしている。
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3、面白くないもの
意外に思う方もいるかもしれませんが、面白いものよりつまらないもののほうが紹介しやすいのです。
理由は明白。
ほめる事よりけなすほうが簡単なのです。ほめ言葉はなかなかでなくても、けなす言葉はすらすらと出てくるのは不思議です。
しかも心理的に楽。紹介者は自分の不快な気持ちを発散できるのですから。
そして何より共感を得やすい(反発するひともでますが)ので、取り上げられる事も少なくない。
ということで、わりと頻繁に紹介されてしまうのがクソマンガなのです。
具体例
こういった粘着タイプのレビューも出てくるのがクソマンガです。
馬鹿漫画として楽しむ余地があるのが救い。
でもよく考えると絵のインパクトはあるのかw
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4、本当に面白いマンガ
ここまで見てくれた人ならわかってくれるでしょう。紹介のしにくさが半端ではありません。
本当に面白いマンガというのは、コマのインパクトなどに頼りません。むしろ邪魔です。
過剰な演出は話の流れを冗長にし、本来の面白さを消してしまいます。
手塚治虫先生の漫画などは典型例でしょう。
非常に無駄の無いコマ割で、一コマ一コマにインパクトは無いものの、話の流れや名言などで読ませてくれます。
また、最近のお気に入りのwebマンガで魔道 というマンガがあるのですが、最近ガンガンウィングで一部設定を変え、絵を別の方に描かせることでスタートしました。
しかし、ちょっと演出過剰で原作にある悲壮感が若干薄れてしまっているのが残念。面白さの根幹部分なのですが惜しい。非常に惜しい。
ゆえに、数コマの紹介で面白さを伝える事が出来ないものが非常に多いので、言葉で面白さを説明する事になりますが、元が漫画なだけに文字だけで伝えるという事は困難を極めます。
結局はその漫画のすべてを説明しなければ面白さが伝わらなくて、紹介なのか転載なのかよくわからないことになることもあります。冗長になるので見てもらえなくなりますし、踏んだりけったりです。
具体例
本当に面白いので、みんなにぜひ読んで欲しいです。
2巻も2月22日発売
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という事で冒頭に戻りますが、面白い漫画は自分で探すしかない。
ネットでもいいのですが、真に面白いものは大手ブログやニュースサイトで取り上げられる事は珍しく、2ちゃんねるやGoogleなどで評判を調べたりする場合でも、活発な議論はなされにくいです。
ただ「面白い」とだけ記されているものが真に面白いと自分は考えます。
なぜなら、本当に面白いものは面白さを伝えるのに言葉がいるから。書き手にストレスがかかるから。
結局「面白い」としかかけなくなってしまうのが本当に面白い漫画の恐ろしさ。
みなさん、お願いですから理解してください。本当に面白いものは自分が汗をかかなくては見つからないということを。
以上、本当に面白い漫画をなかなか紹介できない男の駄文でした。
漫画は数多くあれど、その大半はほとんど読まれずに消えていきます。数が多いのだからしょうがない。
その埋もれていく漫画を発掘することこそ、個人ブロガーの楽しみであります。
そして埋もれていく漫画を知るために、漫画系ブログ読者はあのニュースサイトとかあのブログとかを毎日拝読するわけです。
一人一人に与えられた時間は有限です。ゆえにそういった専門のページを頼りにしているのです。
しかし、
本当に面白い漫画を紹介してくれるサイトがない - フラン☆Skin はてな支店
才能がない人向けのアルファブロガー(もどき)指南 - GIRの日記
これらの記事にあるように「本当に面白い漫画」はほとんど紹介されなく、また紹介されたとしてもニュースサイトに取り上げられる事はほとんどありません。いや、ほんと耳が痛い・・・
なぜか。
答えは簡単。
わかりやすく、簡潔に、おもしろく、また面白そうに紹介する事が困難であるからです。
逆に紹介しやすい漫画は、「1コマのインパクトがある漫画」に尽きます。上の記事 にも書いてあります。
紹介しやすい(されやすい)順に並べると
インパクトのみ
面白さとインパクトを兼ね備えたもの
面白くないもの
本当に面白い漫画
という順番になります。
どうしてそうなるか。
━─━─━─━─━─━─━─━─━─━─━─━─━─━─━─━─━─━─━─━─
1、インパクトのみ
これは、いうまでも無いでしょう。どう考えても紹介しやすいです。
そのインパクトのあるコマのみを抽出してしまえば、その漫画を紹介できるわけですから楽チンです。
また、記事を非常に簡潔にすることが出来るため、読者に与えるストレスが少なく「楽しそう」という感情を抱かせる事が容易です。
ゆえにニュースサイトなどでも取り上げられやすいわけです。
あと漫画として下手に面白くないほうがいいです。理由は後述。
具体例
- テニスの王子様 40 (40) (ジャンプコミックス)/許斐 剛
¥410
Amazon.co.jp
はじめはこうじゃなかったんですけどね。
━─━─━─━─━─━─━─━─━─━─━─━─━─━─━─━─━─━─━─━─
2、面白さとインパクトを兼ね備えたもの
2番目はこれ。上と同じくインパクトのあるコマを取り上げればいいので楽です。
ただし、面白さが紹介のハードルを押し上げます。
漫画の面白さは、絵だけで決まるものではないですから絵以外の要素も紹介する事になります。
その紹介文を書くのに結構悩みます。作品がいい分だけ紹介文にも気合が入りすぎてしまいます。
結果、無駄に長くなりすぎたり、記事として面白くなくなったりします。
そういうわけで、ニュースサイトに取り上げられない上に、記事製作者はそれだけで燃え尽きちゃって次からは安易な方向に走っちゃう事はよくあるわけですよ。 自分の事です。
また、インパクトのある部分だけ紹介する人も多くいて、本当に面白いものでも上の1と同じような色物だと勘違いされて逆に埋もれてしまうものも多数あります。こどものじかんなどはその一例です。
具体例
- 重機人間ユンボル (ジャンプコミックス)/武井 宏之
- ¥490
- Amazon.co.jp
これを打ち切ったジャンプ編集部はどうかしている。
━─━─━─━─━─━─━─━─━─━─━─━─━─━─━─━─━─━─━─━─
3、面白くないもの
意外に思う方もいるかもしれませんが、面白いものよりつまらないもののほうが紹介しやすいのです。
理由は明白。
ほめる事よりけなすほうが簡単なのです。ほめ言葉はなかなかでなくても、けなす言葉はすらすらと出てくるのは不思議です。
しかも心理的に楽。紹介者は自分の不快な気持ちを発散できるのですから。
そして何より共感を得やすい(反発するひともでますが)ので、取り上げられる事も少なくない。
ということで、わりと頻繁に紹介されてしまうのがクソマンガなのです。
具体例
- 旋風の橘 5―新・熱血剣道ストーリー!! (5) (少年サンデーコミックス)/猪熊 しのぶ
- ¥410
- Amazon.co.jp
こういった粘着タイプのレビューも出てくるのがクソマンガです。
馬鹿漫画として楽しむ余地があるのが救い。
でもよく考えると絵のインパクトはあるのかw
━─━─━─━─━─━─━─━─━─━─━─━─━─━─━─━─━─━─━─━─
4、本当に面白いマンガ
ここまで見てくれた人ならわかってくれるでしょう。紹介のしにくさが半端ではありません。
本当に面白いマンガというのは、コマのインパクトなどに頼りません。むしろ邪魔です。
過剰な演出は話の流れを冗長にし、本来の面白さを消してしまいます。
手塚治虫先生の漫画などは典型例でしょう。
非常に無駄の無いコマ割で、一コマ一コマにインパクトは無いものの、話の流れや名言などで読ませてくれます。
また、最近のお気に入りのwebマンガで魔道 というマンガがあるのですが、最近ガンガンウィングで一部設定を変え、絵を別の方に描かせることでスタートしました。
しかし、ちょっと演出過剰で原作にある悲壮感が若干薄れてしまっているのが残念。面白さの根幹部分なのですが惜しい。非常に惜しい。
ゆえに、数コマの紹介で面白さを伝える事が出来ないものが非常に多いので、言葉で面白さを説明する事になりますが、元が漫画なだけに文字だけで伝えるという事は困難を極めます。
結局はその漫画のすべてを説明しなければ面白さが伝わらなくて、紹介なのか転載なのかよくわからないことになることもあります。冗長になるので見てもらえなくなりますし、踏んだりけったりです。
具体例
- ファンタジウム 1 (1) (モーニングKC)/杉本 亜未
- ¥580
- Amazon.co.jp
本当に面白いので、みんなにぜひ読んで欲しいです。
2巻も2月22日発売
- ファンタジウム 2 (2) (モーニングKC)/杉本 亜未
- ¥580
- Amazon.co.jp
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という事で冒頭に戻りますが、面白い漫画は自分で探すしかない。
ネットでもいいのですが、真に面白いものは大手ブログやニュースサイトで取り上げられる事は珍しく、2ちゃんねるやGoogleなどで評判を調べたりする場合でも、活発な議論はなされにくいです。
ただ「面白い」とだけ記されているものが真に面白いと自分は考えます。
なぜなら、本当に面白いものは面白さを伝えるのに言葉がいるから。書き手にストレスがかかるから。
結局「面白い」としかかけなくなってしまうのが本当に面白い漫画の恐ろしさ。
みなさん、お願いですから理解してください。本当に面白いものは自分が汗をかかなくては見つからないということを。
以上、本当に面白い漫画をなかなか紹介できない男の駄文でした。